猫好きさん号泣注意!「チーズスイートホーム」12巻で完結。
迷子になった子猫「チー」と、男の子「コーヘー」君に「おとーさん」「おかーさん」、「クロいの」はじめ猫仲間たちの物語。ついに12巻で感動の完結!猫好きさんは冒頭からウルウル必須なので、人前では読まないように!
【チーズスイートホーム 概要】
作者は猫漫画家といえばこの人「こなみかなた」さん。2004年から講談社「モーニング」に連載され、単行本1巻初版が2004年11月下旬。以来アニメ化もされ、海外にもたくさんのファンがいます。チーズスイートホーム公式サイト『チーズスイートニュース』
(イメージ画像は一年前にうちで生まれて里子に行った、キジちゃんでお届けします。
チーとおなじキジトラの女の子です。)
【チーズスイートホームで号泣要注意!の人のタイプ】
猫好きさんはもちろん、愛することの悲しみを知っている人は、要注意です。
・赤ちゃん猫・子猫を飼ったことのある人
・幼い頃に親きょうだいから離された猫を飼ったことのある人
・子猫を里子に出したことのある人
・子猫の里親になったことのある人
・愛猫を迷子にしてしまったことのある人
・子猫を保護して飼い主さんを探してあげている人
・愛猫を亡くした人
・愛猫との別れを想像してしまう人
・猫でなくても、大好きな存在との別れを経験したことのある人
【1巻第1話から泣ける物語】
「チーズスイートホーム」は心あたたまる猫と飼い主一家、猫友達の物語。
子猫のチーにとってはハラハラドキドキワクワク、見守る人たちや先輩ねこたちはほっこり。
完結まで悲惨なシーンも、悪い人も出てきません。
でも、猫を飼ったことのある猫好きさんなら、第1話から泣けてしまうシーンがあちこちに。
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◆私が泣けたシーン◆
※原作参照なし、記憶頼りで書きます。
●「おうち、わかんない」
よそ見していて、ママやきょうだいからはぐれた子猫。
「ここ、どこだろう」
「ママ、どこ?」「きょうだい、どこ?」
「おうち、どこ?」
歩き疲れて、野原でダウンする子猫。
「おうち、わかんない」涙をこぼす…
●「おうち、かえるんら!」
山田家に保護された翌日、元気を取り戻した子猫が
「おうち、かえるんら」と歩き出すシーン。
「いいねどこだったけど…バイバイ」
でも、玄関を出る前に寝落ちしてしまいます。
大事な大事なことがあったはずなんだけど…なんだっけ…
ママやきょうだいを思い出して涙し、「おうちかえる」と思い続けながらも、
ちっちゃい子猫のかなしさ、すこしずつ忘れていく、チー。
夢の中では思い出して、涙が…
●「みえないけど、いるんらよ。」
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こちらは確か3巻。
仲良しの先輩猫「クロいの」が飼い主の引っ越しのため、もう会えなくなる、というエピソード。
その巻のラストシーン。
「みえないけれど、いるんらよ」
愛する存在とお別れして、いつまでも忘れられない経験のある人にとって、
涙腺を決壊させる名セリフではないでしょうか。
◆「チーズスイートホーム」の魅力は「別れ」
「チーズスイートホーム」には、たくさんの新しい出会いやできごとの楽しさもイッパイで、
お子さんから大人まで楽しめます。
でも、楽しいだけではなくて、
たくさんの「別れ」も散りばめられています。
成長すること、生きることは、出会いと別れの連続。
喜びと悲しみ、りょうほうがある。
思い通りにいかないこともあるけど、
猫はいつでも、「いま」と「これから」を生きている。
それが「チーズスイートホーム」の魅力だと思います。