猫の里親募集を成功させる10のコツ【目次と心構え】
2021/12/10
猫の里親募集をしなければならない事態は、突然やってきます。保護ボランティアさんを除き、初めて里親募集をする人がほとんどではないでしょうか。「こんなに可愛いんだから、すぐ誰かがもらってくれるよね」と思ったら、それは甘い!成功させるコツを知って、全力で臨まなければなりません。
生まれた赤ちゃん猫たちを抱きしめて授乳するハナちゃん。(2016年5月)
◆猫の里親募集を成功させる10のコツ◆
この記事は里親募集ハウツーの目次です。
1.里親募集は「どこで」できるのか?
2.里親募集ポスターの作り方・書き方
3.里親募集サイトでの募集の書き方
4.里親募集サイトの掲載、ベストタイミングは?
5.里親募集サイトに掲載する写真の撮り方
6.里親募集サイト内でより多くの人に募集を見てもらうために
7.里親募集サイトの掲載を拡散する方法
8.問い合わせ・応募が来る前にしておくこと
<番外編>猫の里親募集を成功させる10のコツ【ご応募者様アンケート】
9.問い合わせ・応募が来たあとの対応
10.お渡し後の里親さんとの付き合い方
里親募集は予想以上に大変です!
里親募集に関するサービス提供は、まだ世の中に出回っていない新しいビジネスですので、お金を払って依頼することに抵抗を感じる方もいるかもしれません。
しかし、実際に自分で子猫6匹+保護猫約10匹の里親募集をしてみた経験から、断言します。「お金を払って一部でも手伝ってもらえたら、どんなに楽だったことか…」と。里親募集はそのくらい、時間と気力・体力を消耗する、一大事です。
サービスと言っても、私が里親募集のすべてを代行するわけではありません。私はあくまで「ネットにおける里親募集のヘルプ」「やり方のアドバイス」を、個別の状況をお聞きしたうえで提供いたします。
このサイトの「里親募集ハウツー特集」をすべて読んでも、ご自身だけでは成功させる自信がない方のためのサービスです。
「捨てる」「保健所へ」だけはやめてください!
里親募集に費やすことの時間・日数が限られているために追い詰められ、「もう、保健所に持っていくしか…」「捨ててこいと言われた…」という悲痛な声を、よく目にします。
でも、絶対にそれだけはしないでください。
捨てられたペットには危険がいっぱい。車、毒物(人間には毒でないものが犬猫には毒)、カラス、虐待者、猫捕りなど… 「外でも自分の力でたくましく生きていけるさ」は、人間に都合のいい幻想です。
保健所(動物保護センター)に持ち込まれた子には収容期限があり、期限内に里親さんが現れなければ、ゴミのようにまとめて殺処分されます。特に、「この子は譲渡が難しい」とセンターが判断する子は、譲渡対象にさえしてもらえず、すぐに殺されてしまいます。たとえば、病気や高齢の犬猫。たとえば、母猫から離れて生きていけない、離乳前の赤ちゃん猫…
「捨てる」「保健所へ」は、自分の手を下さないだけで、猫を死に追いやる行為です。そんなことをしたら最後、もう「猫が大好き」と胸を張って言えなくなってしまうのではありませんか?
どうか、縁あって出会ったすべての猫ちゃんに、良い里親さんを見つけてあげてください。(「誰でもいいからもらってください」は無責任ということになります…虐待・転売目的の里親詐欺にも、じゅうぶんに注意を…)
子猫たちが生まれるまでは、里親募集の切実さをリアルに想像しにくいかもしれません(私もそうでした…) でも、赤ちゃん猫がいちどに何匹も生まれてきて、母猫が自分の身を削りつつ愛情こめて育児しているのを見ると、命というのはなんて美しくて素晴らしいものかと思います。
すべての子を絶対に絶対に幸せにしてあげたい…より良い環境で、より愛情と手間とお金を惜しまずに大切に育ててくれる人に託したい…そう思うようになるから、里親募集は大変なんです。人間がわが子をやむを得ず他人に託すような、嫁に出すような気持ちです。
里親募集を始めて良い里親さんにお渡しするまで、生半可な心構えでは足りません。覚悟して、全力で取り組んでいただきたいと思います。何か月も何年もかかってしまうこともあります。
◆猫の里親募集を成功させる10のコツ◆目次へ
1.里親募集は「どこで」できるのか?
2.里親募集ポスターの作り方・書き方
3.里親募集サイトでの募集の書き方
4.里親募集サイトの掲載、ベストタイミングは?
5.里親募集サイトに掲載する写真の撮り方
6.里親募集サイト内でより多くの人に募集を見てもらうために
7.里親募集サイトの掲載を拡散する方法
8.問い合わせ・応募が来る前にしておくこと
<番外編>猫の里親募集を成功させる10のコツ【ご応募者様アンケート】
9.問い合わせ・応募が来たあとの対応
10.お渡し後の里親さんとの付き合い方